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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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花を召しませ 番外編~White HESH -15
2008年07月07日 (月)
「あ、ダメだよ。多少は遊び作って緩く縛ってるけど、そんな風にムリに暴れると怪我するから。おとなしくしてて」
「やだ! やだったらやだ! 早くほどいて! 早くっ!」
 半泣きの悲鳴を上げながらわたしは首をぶんぶんと勢いよく強く振った。
 落ち着いた声の彼をこのときほど憎いと思ったことはなかった。あちこちから肌が隙間見えた乱れた格好だとは言え、服の上から縛られているのがわずかながらも唯一の慰めではあったけれど、それでも物には限度がある。そんな真実真っ当なわたしの主張に、彼は拗ねた子どものようにむうっと唇を尖らせた。
「わかったよ、もう。うるさいなー」
 不服そうに言いながらしゃがみこむと彼はわたしからは見えないベッド脇をゴソゴソと探り始めた。何かを選んでいる気配がする。わかったという彼の言葉に少しはホッとしたけれど、今までの経験を思い出せば願いが聞き入れられるとはとても思えない。だとすれば彼は今何をしているのだろうか。
「俺、美雪さんの声好きなんだけどなぁ」
 溜息混じりに言いながら、彼はゆっくり立ち上がった。その表情を確かめるよりも先に彼の手を見た。その手の中に握られているものを見ようとした。けれども肝心の右腕を彼は背中に隠していた。それでもすうっと背後に伸びた白いシャツの先を食い入るように見つめてしまう。
 彼は何を持っているのか。何を選んでいたのか。知らない。知りたくはない。知りたくはない、けれど。
「美雪さんの喘ぎ声は最高なのになぁ、惜しいよなぁ」
 ふうっと深い溜息をついて、けれどくすっと彼は笑った。
 でもまあ、仕方ないっか。
 楽しげにのどの奥で低く笑いながら彼はくいとわたしのあごをつかんだ。
「や、やだぁっ!」
 この状況でおとなしくキスを受け入れるほどにわたしは間抜けでも従順でもない。しかもどう考えてもそれは普通のキスではない。不自由な身体を揺すり首を振って、あごをつかむ彼の指先から逃れようと暴れたけれど、それは百パーセントムダな抵抗だった。片手で簡単に肩を押さえられ、わたしの視線の位置にまでしゃがみ込んだ彼がにいっと不気味なほどに明るく笑う。次の瞬間押し当てられたのはやわらかな彼の唇ではなかった。

 -つづく-
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