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R18 らぶえっち小説Blog
えっちな表現が盛りだくさんにつき、18歳未満&清純派さん回れ右!
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マスカレイド2-126
2010年12月01日 (水)
「うん。オリエンテーションって言ってたかなぁ、なんかね、説明会があって。でもこんないっぱい教科書渡されるなんて思わなかった」
「数学、生物、化学、文学、歴史と……盛りだくさんだな」
 顔をしかめたあたしに先生は半笑いで頷くと、指先で紙袋を開いて中を覗き込んだ。端から順番に背表紙を確かめる、興味津々な横顔は素直でかわいい。
「でも、これでもまだ半分くらいなんだよ。残りは選べるらしいんだけど、ここのは全学部必須教科だって」
「教養は四十五単位、だったっけか? 確かにあれはな、結構な」
 つらいぞーって笑うその顔は、まるであたしが大変になるのを楽しみにしてるみたい。言っとくけど、あたしが泣きそうなときは先生だってヒドイ目に遭うのが決定なんだからね! とか、心の中でつぶやいてみる。そのうちきっと泣くんだから。泣いてもらうんだから。
「ホントにこれ全部やるのかなぁ。やだなー」
「そりゃそうだろ、って、うわっ、哲学に心理学もかよっ」
「読みたい? 貸してあげるよ」
「いらねーっ」
 苦いものを食べてしまった子どもみたいな顔の即答に笑ってしまう。イヤな思い出でもあるのか、眉をひそめたまま哲学と心理学の本を紙袋の底のほうにしまいこむと、先生は生物の本を取り出した。へーとか言いながら、ぱらぱらとページをめくっていく。
「入学式はあさってでね。なんか、式のあとにクラス分けするのに英語のテストをするんだって。あたしなんかどーせ下のクラスってわかってるのに、やだなー」
「あー、そーだな」
 あたしの英語能力に関しちゃそれは確かに事実だけど、その同意のしかたもどうなのよって文句を言ってやろうと思って顔を見ると、先生の視線はページに向かったまんまで、どうやらあたしの話をちゃんとは聞いてないみたい。それはそれでちょっとむっとするけど、でも生物の教科書を熱心に読んでるのを見ると邪魔しちゃ悪いかなとも思う。担当教科が気になっちゃうのは仕方ないかなって気もするし。
 立ったまま読み続ける横にそっと並んで、さっきまでの先生みたいに鉄棒に腰をもたせかけた。見るともなく見上げると、地面から突き出たビルの隙間から通りをはさんでT字型の空が広がっていた。いつの間にか四月になっちゃったなぁ、そう言えばなんかバタバタしてて桜見そびれちゃったなぁ、でもきっともう散っちゃってるよねって、ぼーっと考えごととも言えないようなことを考えていると、『なぁ、春奈』って隣から聞こえた。
「んー、なぁに?」
 声に顔を向けたけど、でも先生は本に目を落としたままあたしを見ずに、あのな、とだけ言った。自分から呼びかけといてあたしを見もしないのって、普段の先生から考えると、なんかヘンなの。

 -つづく-
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マスカレイド2-127
2010年12月02日 (木)
「おまえさぁ、話、聞いたか?」
 奇妙な沈黙の間を置いて、ページをゆっくりめくりながら先生がそう言った。
「なにを?」
「そっか、やっぱ知らねーか」
 唐突に自分から言い出しておいてひとりで納得したように頷くけど、その言い方じゃ、もし聞いてたとしてもどの話なんだか全然検討つかないんですけど。
「あのな、仁がな。学校、辞めるってよ」
「え……」
 漏れたのは、ほとんど意味のない音だった。あたしが絶句したのを確認するように、先生がゆっくりと顔を上げる。横目であたしを見て、そしてなにも言わずにまた本へ視線を戻した。
「それって……どういう意味?」
「どうって、まんまだろ」
 興味なさそうに言いながら本を読んでるふりをしながら、先生はあたしを見ている。あたしがどんな顔をしてるのか観察してる。それはわかっていたけど。
 辞めるって、教師を辞めるってこと? それとも学校を変わるってこと? だったらなんで?
 ――まさか、なんかばれたとか……?
 無意識にぎゅうっと鉄棒を握りしめながら、音を立てないようにそおっと口の中に溜まっていたつばを飲んだ。
 で、でも、だったら即効あたしのところへ誰かが「話を聞きたい」とかって言ってくるもんじゃない? あたし誰にも言ってないし、なんにも訊かれてないし。だって、そんな。でも、もしかしたら。
「あー、そんなに心配すんなって。そんなんじゃねーから」
 あたしの顔を覗き込んで先生がくすっと笑う。本を閉じてそっと紙袋に差し込んで、先生は空を見上げながら大きく息を吐いた。
「バレるわけねーだろ。あいつは巧いことやってっから」
 くしゃっと髪をつかむようにあたしの頭をなでて、それにな、と曖昧な笑みを浮かべたまま先生は言葉を続けた。
「もしヤバいことになっても、誰一人として口を割らねーだろうよ。あいつは悪くないって、どこまでもかばうんだろうぜ。おまえも含めて、全員がな。――なんでだろうな、ムカつくよな」
 あんな悪党もなかなかいねーんだけどな、とかブツブツ言いながら、先生は曲げた両ひじを背中のほうに突き出してゆっくりと胸を反らした。さっきまでお行儀よく収まっていた筋肉がぐうっとスーツの内側から盛り上がってきて、タイトなシャツのボタンホールを容赦なく左右に引っ張る。うわっ破けそうって思った瞬間に先生が深い息をつきながら腕をおろして、なんとかシャツは無事だった。でもほっと胸をなでおろしたのはあたしだけで、先生は服が破れそうになったことも全然気づいてないみたい。

 -つづく-
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マスカレイド2-128
2010年12月03日 (金)
「学校を辞めるって話はな、あいつの恩師がアメリカの研究所にいるんだが、その人がどうしても仁が必要だこっちにきてくれって言ってきてな。これも昨日今日の話じゃねぇ。二年くらい前から何回か相談を受けてた」
 え、でも、それじゃあ。
「途中で担当クラスを放り出せないから、卒業を待って行くことに決めた、ってさ。あいつは昔から研究者肌だったしな、あっちのほうが性に合うんじゃねーか」
 まさかあいつが教職取るとは誰も思わなかったぐらいだしな、なんてつぶやきながら先生は肩をすくめる。あたしが言うのもなんだけど、それは多分、趣味の問題じゃないの。大学とか研究室には女子高生いないしね。
「まぁ、それなら。うん。よかったぁー」
 ほっと胸を撫で下ろすあたしに、先生はそっと探るような目をした。
「ホントにいいのか? もう会えなくなるぞ」
「んー、そうだねぇ……」
 先生の言いたいことはわかる。言ってくれてる、その気持ちもわかる。でも。
「もしあれだったら、これから会いに行くか? 片づけが残ってるって言ってたから、今ならまだ校舎にいるかもしれねーし」
「行って、どうすんの」
 確かに、もう一度会いたいってちょっとは思ってしまう部分もある。影からでいいから顔を見たいって気持ちもある。それは否定できないけど。
「だってそんなの、意味ないじゃん」
 もしも人生のやり直しが効いたとしても、あたしはきっとあの日の準備室に行く。抱かれるために。踏みにじられるために。だからなにも後悔してない。後悔なんてするはずがない。
「いや、あいつはその……おまえが来たら、喜ぶんじゃないかって、思う、けど」
 言いたくなさそうに言い辛そうにぽつぽつと言葉を続けるその様子は、不器用って言うか、なんて言うか。ムリすんなよって言いたげな、とってもムリしてる先生の顔に笑ってしまう。
「バカね、せんせは。そんなワケないじゃん」
 あたしはもう女子高生じゃない。制服を着てない。こんなあたしを先生が見るわけがない。冷たい横顔に唇をかむのはイヤだもんって思わず漏れた笑みに、先生が顔をしかめる。
「あの人はね、もうあたしのことなんて忘れてるよ」

 -つづく-
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マスカレイド2-終話
2010年12月03日 (金)
 卒業式の最後の最後、イスから立ち上がってくるっとかかとを回したそのとき、目の前にその人はいた。退場する卒業生のために無表情のまま手を叩く、キレイな立ち姿があった。ほんの一秒か二秒だったけど、確かに目が合った。そのキレイで冷たいまなざしは今もくっきりと心の奥底に焼きついてて、思い出すと息が苦しくなるけど、でも。
「だったらもう、それでいいよ」
「え、あ……でも、なぁ……」
 複雑な表情であたしを見下ろす大きな影に笑いかける。先生はへの字に曲がった口をもごもごさせてなんか言いたそうに何度か口を開けかけて、そしてあきらめたように大きく息を吐いた。
 ――ホントは、大好きだった。
 本当に心の底から大好きだったけど、でも今は「大好きだった」って言える。哀しいのは哀しいけど、つらいときだってあるけど、でもあたしは笑っていられる。
「ね、そうでしょ?」
 平気になったのはきっと、先生がいたから。先生がいてくれたから。
 ずっと先のことなんて今はまだわからないけど、でもこれからだって先生は一緒にいてくれるつもりみたいだし、だったら叶わない願いにいつまでも固執して、ひとりで傷つく必要なんてないはず。だってこんなにバカみたいなお人よしさんが、あたしのことを大切にしようとしてくれてるんだし。
 だから、これは妥協じゃない。ママと同じじゃない。ただほんの少し『好き』のかたちが違うだけ。だからもう、あの人は過去の人。とりあえずあたしはそう決めた。
 そして今のあたしにとって、大切な人は――。
「それよりも、さぁっ!」
 荷物を持ってないほうの先生の手を両手で握って、ぶんぶんと振り回した。突然のあたしの行動に固まった先生に、ぶーっと唇を尖らせて見せる。
「お腹空いたよ、もう一時だよ!」
 お昼はとっくに回っちゃってるんだからって訴える。先生のびっくりした顔がおかしくて真ん丸の目がかわいくて、あたしはケラケラ笑ってしまう。ぱちぱちと忙しくまばたきをして首をひねってから、先生は確かにそうだなって頷いてくれた。笑顔はまだもうちょっと引きつってるけど、でも物わかりのいいふりをするよりずっと先生らしくって、そういうところもあたしは結構好き。
「それじゃ、どこ行く? なに食う?」
「どこでもいいよ。コンビニでなんか買って、ピクニック行こ」
 もう桜は散っちゃったけど。
「またコンビニかよ。たまには贅沢しろよ」
「選び放題食べ放題なんだから、充分贅沢だよー。いいじゃん別に、楽しいんだから」
 手をつないで街を歩く。それだけで幸せなんだって、教えてくれた。
「ねー、せんせっ」


 ――人を好きになるって、そういうことじゃない?



 -おわり-
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マスカレイド2終わりましたーっ☆
2010年12月03日 (金)
ということで、「マスカレイド」本日で最終回ですっ☆
始まったのが2007年の7月28日、全百二十九話、原稿用紙換算で458枚(マスカが108枚でマスカ2が350枚)です。
わー、長かったなぁー……

コンセプトのはっきりしていた「マスカ1」に比べると2はなんかすごーく難産で、佐上先生と藤元先生のそれぞれにファンさんがついてくださっていたことなんかもあって、結構悩みながら書きました。
「この指」や「HW」と同時進行で書いていたこともあって進みが悪くて、それについて苦情を受けてへこんだりなんかもしましたが、今となってはいい思い出です。
だんだん打たれ強くなったのか、イヤ言葉はスルーするようになってきましたしねっ☆
まぁ言葉尻に一喜一憂するよりかは図太いほうがいいかなって思っています。


にゃおとしては、感情表現のヘタな佐上先生のフォローしきれなかったのが心残りですが、周囲の思惑には興味のない人ですので、多分まったく気にしてないんじゃないかなと思います。
春奈ちゃんのことをどれくらい好きだったのかですが、でも多分、春奈ちゃんが思っているよりは春奈ちゃんのことを好きだと思います。女子高生だからってだけじゃなくって、ホントに好きなんじゃないかなって。
ただそれでも「春奈ちゃんが女子高生であること」が大前提なので、卒業の決まった春奈ちゃんには愛を注げなかったんでしょうね。先生なりに卒業を悲しんではいたのでしょうけれど、それに振り回される周囲(特に藤元先生)はたまったもんじゃないですよね。今後もそうやって、空気を読まずマイウェイに好き放題していけばいいと思います!

藤元先生は予想以上のお人よしであることがわかりましたが、でもイイ年した男の人が人が好いだけ、なんてありえないとにゃおは思うので、腹黒の部分を完全に隠し切った演技力に乾杯ってところでしょうか。普段お人よしで通っているだけにえっちのときの乱暴さはとってもツボで、藤元先生とのえっちはドキドキしました。
ちなみに藤元先生のモデルは治先生です。と、わかる人にだけ。
うーん、イメージ膨らませてみたんですが、違うところだらけだっただろうなって申し訳ない気持ちですが、今のところはにゃおの精一杯でした。ごめんなさいね。
もっとなんとかなりそうになったら、そのとき改めて挑戦します!

あと、作品中では書くタイミングを完全に逸してしまったのですが、藤元先生と佐上先生は同じ大学で陸上部に籍を置いていて、それで知り合ったのです。多分、佐上先生は周囲から見れば「敬して遠ざける」って対象だったでしょうし、藤元先生がほとんど唯一の友人なんじゃないかなと思います。
藤元先生は卒業してすぐに教師になって、佐上先生はマスターコースへ行き、なぜか研究職ではなく教師になった、と。赴任してきた佐上先生を見て藤元先生は驚いただろうなって思います。春奈ちゃんは女子高生好きだから教師になったんじゃないかって邪推していますが、それが当たっているのかどうかはにゃおにはわかりません。だってそれが本当ならアメリカ行きを断ると思うのですよね。
その辺の行動も含めて、佐上先生はミステリアスですよね。やっぱりそういうのってカッコいいなー。
実はにゃおはかーなーり佐上先生のファンなのです。孤高の人って好きなんですよ。にゃおのツボなのです!


ともあれこれで、マスカレイドも完結です。
三年と四箇月のお付き合い、本当にありがとうございました!
途中何度も投げ出したりしたくなって、でも踏み止まれたのはみなさんがぽちっと拍手してくださったり、温かいお言葉やそれぞれの先生への愛の言葉を叫んでくださったりしたことでした。

もしもよろしければ、今後ともどうぞ、ごひいきのほどを。
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お言葉頂きました☆
2010年12月07日 (火)
おはようございます、にゃおです☆

普段の仕事に年賀状書きってのが加わりました。
仕事場の年賀状は今までは業者さんに頼んでいたそうなのですが、このご時世そんなのもったいないですし、しかもオール印刷なんて捨てられるの決定だしってことで、表だけは手書きを主張したところ、じゃあそれでって決まりまして同時にその全責任をにゃおが負うことも決まりまして。

わーい、三百枚っ!!

肩が凝りました……
お家の年賀状もまだなのに……


とりあえず現在、にゃおはちょぴっと頑張っていますっ☆




さてさて、お言葉いただきました。
ありがとうございますっ
[つづきを読む?]
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この指を伸ばす先-115
2010年12月10日 (金)
「さむ……」
 すぐそばで聞こえた声に、高瀬はぬるま湯のようなまどろみから覚めた。いったい何がと思うより早く、背に軽い衝撃が当たる。肩越しに振り返ると、女がひとり高瀬の背に張り付いて居心地よさげに丸まっていた。
「ん? ああ……今西くん……」
 誰だったかとわずかに眉をひそめてから、高瀬は子どものような寝顔の元部下の名前を思い出した。いつの間にか眠ってしまっていたと小さく嘆息し、そして慌てて腕を毛布から引き上げる。
「今……何時だ?」
 六時十七分を示す腕時計に高瀬は思わず舌打ちした。約束の五時を大幅に過ぎている。連絡だけでもしておかなければと、身体にまとわりつく毛布を剥いだ。ソファのテーブルに置いたままの携帯電話を取ろうと起き上がりかけて、そして深く息をついた。
「もうダメだな……」
 ゆっくりとシーツに倒れ込み枕に頭を乗せると、高瀬は肩まで毛布をかぶった。むーむーと口の中で何かをつぶやきながらにじり寄ってくるやわらかい身体を抱き寄せ、頬に落ちた髪を指先で払う。
 ――最後の取引を不意にしてしまった。
 いたちの最後っ屁と言えばあまりにも品がないが、もうこれ以上のものは今後は出てこないと言い切ってもいいような条件の案件だった。もちろん自分ひとりで取引が成立させられるわけはなく、課長が同席することになってはいたが、あの男ではロクな説明もできないことはわかっている。地位の入った名刺だけにしか存在価値のないような男だと、先方もとっくに承知している。そんな男を鼻の利く連中が信用するはずもない。取引は流れたと見て間違いはないだろう。負の情報はあっという間に流れる。限りなく黒に近いグレーを食んで肥え太るマネーゲーマーは敏感に反応する。今後の取引は難しくなるに違いない。七時からのアポイントメントも断りの連絡が課長に入ってきている頃合いだろう。
 携帯の留守電にはあの男からの苦情と厭味と哀願と恫喝の混じった伝言が残されているに違いない。慌てふためき周囲に八つ当たりをする課長の憔悴した表情を思い浮かべ、高瀬は冷笑した。
 ――利用しようとした女にハマってしくじるとは、思ってもみなかった。
 しかも、こんな子どもみたいな顔をした女に。
 夢でも見ているのか、眉をしかめ唇を尖らせて小さくうなる理香を見下ろし、高瀬は自嘲気味に笑った。

 -つづく-
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この指を伸ばす先-116
2010年12月14日 (火)
 それでも、信じられないような女を思う存分経験をできたのは、男としては非常にラッキーだったと思ってしまう。自制できたとはさすがに思っていないが、それでもこの程度で済んでよかったと、高瀬は密かに自分をなぐさめた。免疫のない男なら搾り取られ食い尽くされ、寿命までもすり減らすことだろう。
 ――それでもまだ、できればもう一回と思ってしまうのが怖いよな。
 あふれんばかりに蜜を湛えた粘膜の熱い感触を思い起こし、高瀬は知らず生ツバを飲み込んだ。絶頂に痙攣し細かく蠢く理香の内部に茎を撫で絞られる感覚は、経験豊富な高瀬でもさえも未知のものだった。溶けたプラスティックのように熱く絡みつき細部にまで入り込み、もっとも敏感な部分を舐めるようにくすぐられた経験は、どれほどさかのぼっても記憶に存在しない。女に攻められ耐え切れずに達してしまったという屈辱以上に、何を圧しても得がたいほどの甘美さだった。
 あれをもう一度と考えるのは男の本能だ。自分が飛びぬけて貪欲なわけでも、呆れるほどに浅ましいわけでもない。自分を正当化する思考に同調して、散々酷使されたはずの相棒までもが再び熱を帯び始める。トランクスの中で自己主張を始める自らの反応に気づき、高瀬は笑った。
 ――四度目に挑戦しようとは、俺もまだまだ若いってことか。
 だが残念なことに、正体もなく眠る女を犯す趣味は高瀬にはない。くぅくぅと寝息を立てる子どものような寝顔は、あのような内部を隠し持つ妖艶さからはほど遠いが、だからと言って叩き起こしてから再確認と言うのも鬼畜すぎるだろう。よく見れば、閉じられたまぶたは薄く黒ずみ疲労感を訴えている。自分も同じだが、立て続けに三戦挑まれては疲れもするだろう。また次の機会があるか、などと楽観的にはなれないが、それでも今日のところはあきらめるしかない。
「先にクリアしないといけない課題もあることだしな」
 噂の切れ者甥っ子殿がどこまで許容してくれるかはわからないが、自己保身のためにもここが踏ん張りどころだと大きく頷くと、高瀬は安らかな寝顔にそっと唇を寄せた。
「ムリかもしれないけれど、頑張ってみるよ」
 目を閉じたままの理香に小さく笑いかけ、高瀬は名残惜しげにベッドから抜け出た。

 -つづく-
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書けない…、再び。
2010年12月18日 (土)
おはようございます、にゃおです☆
現在その……ちょっと行き詰ってまして。
こういうときは萌えゲージが溜まるまでどうしようもない、という状況です。

ホントはね、書きたいことはいっぱいあるんですよ。
にゃおの未書きネタ帳に書き溜めてあるの。

たとえば近親相姦でぷちSMなネタとか、記憶喪失系らぶらぶものとか、人造人間ネタとか、SFファンタジーな生き返りものとか……。
ただどうしても書けないの……

ということで、しばらくにゃおは充電期間に入ります!
しばらくが数日なのか一週間くらいなのかはまだちょっとわからないですけれど、
でもできるだけ早めに帰ってきますね☆



あと、ここしばらくのにゃおのエルシーラブコスメティックさんでの買い物記録を乗せてみます。
紹介と言うより「見てみて~!こんなに買ったのっ!」っていうにゃおのぷち自慢(?)なので、興味のない人は無視してくださいなっ

[つづきを読む?]
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今年最後のごあいさつ♪
2010年12月31日 (金)
お久しぶりです、にゃおです☆
今日は雪が降っています。
今年の夏はびっくりするくらい暑かったのでちょっと寒さってのを忘れかけてましたが、冬はやっぱり寒いんだねーって、当たり前のことが感動です。


ブログは、一週間くらいで復帰できるかな、って思ってたんですが、パパの入院手術と年末のバタバタでパソコン前に座る前が作れなくて、こんな状態になってしまいました。

クリスマスは、ダーリンパパが入院中だからママが一人になっちゃうってことで、ダーリンがママを呼んで一緒に食事をして、そのままママが泊まったので、ステキな話はぜーんぜんなかったです。あははーっ
まぁ前の日にクリスマスイルミネーションを見に行ったし、別にいいけどー。


今年一年、満足に書ききれたかっていうとちょっと微妙なんですが、でもマスカが完結したことはとっても嬉しかったので、まぁよかったかな。ホント言うと「この指も」書き上げたかったんですけれど、欲張ってもしかたないですよねっ
反省点はいっぱいあるんですけれど、来年に向けて前向きにがんばっていこうと思います☆
書きたいものはいっぱいあるんで、みなさんの需要的にどうなのかなっておもうこともあるんですけれど、そこはもう思いっきりジコチューに♪

それではみなさま。
一年間本当にありがとうございました!
どうぞ、よいお年を☆
そして来年もどうぞよろしくお願いします☆


あ、そうそう。
エルシーラブコスメティックさんから毎年恒例の福袋が出てます!
なんか、もう売り切れてる種類もあるみたいなので、狙いのものがあるかたはお早めに☆

ちなみににゃおは「ナデテ・イチゴピーチ」が気に入ってるのでCUTE狙ってます♪お手ごろ価格だしね☆
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